XMLスキーマとは?えっくすえむえるすきーま
XMLスキーマとは、XML文書に、どの要素(タグで囲んだ部分)をどの順序で何回まで書いてよいか、どの属性を持てるか、値はどんなデータ型かを定めた「文書の型の決まり」。特に、W3C(Webの標準を決める団体)が2001年に勧告したXML Schema(ファイルの拡張子は .xsd)を指すことが多い。XML Schemaの特徴は、決まり自体をXMLの書き方で書くことと、整数・日付・文字数の上限などのデータ型を細かく指定できること。XMLの型を決める方法には、より古いDTD(Document Type Definition:文書型定義)もあり、XMLスキーマはDTDでは言い表せなかったデータ型などを補う形で使われる。決まりに合っているXML文書を「妥当な(valid)」文書と呼び、受け取った側はスキーマを使ってプログラムで自動的に検査できる。
最終更新:2026-10-10
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XMLは、会社や役所の間でデータを受け渡す書式として広まった。しかし相手が勝手な要素名や順序で書いてくると、受け取ったプログラムが読めない。最初はSGML(XMLの元になったマーク付け言語)譲りのDTDで型を決めていたが、DTDはXMLとは別の書き方で、「この値は日付」「0以上の整数」といったデータ型を言い表せなかった。そこで、XML自身の書き方で書けて、データ型まで決められる仕組みとしてXML Schemaが作られた。
具体例
Microsoft Wordの .docx ファイルは、中身が複数のXMLファイルをZIPでまとめたもので、それぞれのXMLにどんな要素を書けるかは、国際規格ECMA-376(ISO/IEC 29500。Office Open XML)に含まれるXMLスキーマで定められている。そのため、Word以外のソフト(LibreOfficeやGoogleドキュメント)でも同じ決まりに従って .docx を読み書きできる。小さな例では、学生名簿のXMLで「学籍番号は8文字の文字列」「生年月日は日付型」とXMLスキーマで決めておけば、「2026-13-40」のような存在しない日付を含む文書は検査で不合格になる。
試験での引っ掛け
XMLスキーマやDTDが決めるのは文書の「構造と値の型」であり、文字の大きさや色といった表示の見た目ではない(見た目の指定はCSSや、XMLの変換・表示に使うXSLの役目)。また「DTDはXMLの書き方で記述する」は誤りで、XMLの書き方で書くのはXML Schemaのほう。DTDはSGML由来の独自の書き方で、データ型の指定がほとんどできない。さらに、タグの対応などXMLの書き方の規則を守っているだけの文書は「整形式(well-formed)」で、スキーマに合っていることまで確かめた文書を「妥当(valid)」と呼んで区別する。
関連用語
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。